宮脇石器時代遺跡(品治別神社)
県指定史跡
新市町の北部に位置する常金丸地区にあり、西は府中市、北は神石高原町に接しています。
遺跡は品治別神社境内に位置し、発掘された後は埋め戻してあり、出土したものは新市歴史博物館に所蔵されています。
この遺跡は、縄文時代早期の押型文土器と細石器を出土した遺跡として知られていますが、かなり大型の礫をふくむ包含層で、丘陵上方からの二次的な堆積の可能性が高いといえます。
縄文時代の遺物は、押型文土器・撚糸文土器・無文厚手土器、それに伴う石鏃など縄文時代早期中葉のものが中心です。縄文時代以前の遺物については、サヌカイト製の細石核・細石刃・小型のナイフ形石器が少量伴出し、旧石器時代終末およびそれ以降の過渡的な様相を示しています。
基本情報
所在地 |
〒729-3107 広島県福山市新市町常1887
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